Ⅳ期食道癌
性別:男性発症時年齢:76歳
胸部食道癌の手術はALL or Nothing であり、手術で食道を全摘するか、しないか、正確に云えば全摘出来るか手術不能か、もしくは他の治療を選択するかしきません。しかし、Ⅳ期食道癌には手術の選択肢は見当たらず、根治を諦め延命に徹するしか方法はありません。
2010 年9 月、N さんも食道の通過障害を感じて近医を受診され、群馬大学付属病院を紹介されました。その時点で胸郭リンパ節浸潤がありⅣ a 期食道癌(食道癌はⅣ期にaとbがあり、どちらにしても末期です)で手術不能であると診断されました。
手術不能のⅣ期食道癌に対する治療法は通過障害が起きている部位に放射線を当て、同時に抗癌剤を投与する緩和的放射線化学療法がなされます。
※ 統計ではこの治療でのMST(生存期間の中央値)は1 年とされています。
※ Ⅳ a 期でも根治的な放射線化学療法が完遂出来れば14%の方が5 年生存を果たせます。
9月16 日に群馬大学付属病院に入院して放射線治療が始まりましたが、感染症でも腫瘍熱でもない時に38 度の原因不明の高熱により抗癌剤の使用は大幅に遅れました。放射線化学療法とは抗癌剤治療と放射線治療を同時に行い相乗作用で抗腫瘍効果を高める治療ですが、放射線が予定数を終わってしまいますので、慌てて10 月半ばから抗癌剤治療が始まりました。
当初の予定では4週に1 回を4回(4ヶ月間)することになっていましたが、1 回目の治療で体重が大幅に減少し体力の消耗が激しく1 回で中止となり、11 月中旬には退院させられてしまいました。
実はこの時「もう抗癌剤はイヤだ」とN さんが言うと教授が「抗癌剤が嫌ならホスピスに行くしか無いですよ」と言ったそうです。それに応えてN さんは「ホスピスでも何でも行くから抗癌剤は止めてくれ」と言ったそうです。
よほど抗癌剤が辛かったのでしょう。N さんのレジメンは4 週に1 回のプラチナ製剤とタキサン系薬剤をIV、4日間の連続5FU の持続静注でした。
退院後、年が明けた4月21 日まで無治療のまま過ごしました。
※カプセルも通過しない状態でしたので、特注品の液体BRM を使用して戴きました。
無治療なのに元気になって行く患者が不思議に思えた医師は内視鏡で覗くと癌が見えません。
CT 撮影して見るとリンパ節には癌が有りますが、肝心な食道には病変が無くっていることが分かりました。
そこで、出されたのがユーエフティカプセル。
体表面面積から算出すれば、通常量は少なくとも日に400mg(4 カプセル)ですが、その半分の2 カプセルを日に1 回の服用とされました。
3 ヶ月後の7 月19 日にPET 撮影しましたが、患部は消えたままで、リンパ節に反応が僅かに残っていました。
翌月の8 月8 日にCT 撮影、リンパ節に病変は見当たりませんでした。
その後寛解維持療法としてティエスワンカプセルを1 年継続しました。
患者さんは2015 年現在もお元気で過ごされています。
【お断り】
BRMstage はサプリメント(健康食品)です。
医薬品ではありませんので、「効能・効果」はありません。
BRMstage を使用していれば癌が治ると云うことはありません。
適切な治療の補助食品としてお使いください。