IV 期の乳頭部腫瘍が消えた?
さいたま市にお住まいのMさん
さいたま市にお住まいのM さんは、黄疸が現れた為にが分かった治療困難なケースでした。M さんの黄疸は、膵臓内の胆管が腫瘍によって圧迫された為の逆流性黄疸でした。
腫瘍の大きさは2.5cm 以上3cm未満で、十二指腸乳頭部と胃の中にも腫瘍が見つかり、診断名は「乳頭部腫瘍」と付けられました。
年齢が81 歳で痴呆が起きているということと、転移が存在する為に手術は出来ない。抗癌剤による化学療法も入院中に点滴を
抜いたり、切ったりした為に出来ない。しかも、放射線は効果が出ない場所である。という事から3 大治療から完全に見放された状態でした。
※ 赤い丸印の所が腫瘍(元画は国立がんセンターの癌の解説より)入院先の病院では、圧迫されている胆管にステントを入れて黄疸に対処することしかできませんでした。
腫瘍は中分化腺癌の末期癌です。その際に余命は3 ~ 4 ヶ月と宣告されました。
何も治療法が無いと知りM さんの娘さんが選択したのは「BRMstage」の服用だけでした。
11 月25 日にステント留置、11 月28 日に退院した足で、元・獨協医科大学外科教授の赤尾周一先生が外来をなさっている病院に赴き、セカンドオピニオンとしての意見を聞きました。
入院先の病院では、圧迫されている胆管にステントを入れて黄疸に対処することしかできませんでした。腫瘍は中分化腺癌の末期癌です。その際に余命は3 ~ 4 ヶ月と宣告されました。
何も治療法が無いと知りM さんの娘さんが選択したのは「BRMstage」の服用だけでした。
11 月25 日にステント留置、11 月28 日に退院した足で、元・獨協医科大学外科教授の赤尾周一先生が外来をなさっている病院に赴き、セカンドオピニオンとしての意見を聞きました。
乳腺と消化器の2 つの専門を持つ赤尾先生は手術や化学療法が出来ない理由を詳しく説明され「BRMstage だけで様子を見ましょう」といわれました。
病院からの薬も何も無いまま、落ちていた食欲も増し体重の増加も見られ、腫瘍マーカーも下がった為に、翌年3 月19 日に赤尾先生の元でCT 撮影をして頂きました。
その結果「膵臓には何も写っていませんよ」と診断されご家族は大喜びでした。
しかし、赤尾先生は「膵臓癌は消えてはならない」と呟きました。「あっ、先生診断名は乳頭部癌です」と申し上げると、「乳頭部癌なら消えても構わない」
でも、どう見ても膵臓内の腫瘍の方が大きくて原発に見えるのですが、膵管からの発生では無いので膵管癌=膵臓癌では無いと思いますがERCP で中分化腺癌の確定診断が出ているだけに、胆管か膵管から発生したように思うのは素人だからでしょうか。
その後の採血検査で一端下がったCA19-9 が乱高下する事態がありました。
それは胆管圧迫で入れたステントが動き回るようになった為だと教えられました。動き回るのは腫瘍が無くなった為です。
悪性腫瘍が無治療で消えてしまうことは多くはありませんが、実際にあります。
統計上は10000 万人に1 人と聞き及んでいますが、上尾中央病院ホスピス病棟の井口先生の講演では1400 人の中に2 人いたそうです。
この患者さんは、その後腫瘍の影は出ませんでしたが、余命宣告から2 年経過した2005年11 月10 日に5 回目の誤嚥性肺炎で死去されました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
この患者さんのデータはご家族のご厚意により戴いたものであり事実ですがBRMstage の効果等を標榜するものではありません。